ループイフダン 注意事項

ループイフダンをこれまで運用してきた中で気がついた、注意すべき点


マイセーフティ設定の金額が低すぎないか

大きな損失を防ぐために、含み損がいくら出たらロスカットするかを決める機能「マイセーフティ」がある。
マイセーフティ
口座全体の損失が設定した金額に達すると、すべてのポジションを決済し、すべてのループイフダンの稼動を停止します。
ループイフダンを始めてすぐは入金額も少なく、安全のためにマイセーフティを少額で設定しているかもしれない。
しかし、ループイフダンは常時含み損を抱えるものであるため、マイセーフティの設定学が少ない場合、ロスカットが入ってしまう可能性がある。
一度、マイセーフティでのロスカットを受けてからは、マイセーフティは無効にした。



損切り無しになっているか

ループイフダンの注文時に損切り有りにしていると、最大ポジション数に達した後に次のポジションを取るために、一番最初のポジションを損切りしてしまう。
この損切り金額がかなり大きい。B40、5通貨単位、最大10ポジションの場合、1回の決済で2,000円の利益に対して、1回の損切りで20,000円となってしまう。
値幅と最大ポジション数を小さくして、スキャルピング風に使うのなら損切り有りも有効なのかもしれないが、長期的に利益を上げていくためには損切り無しにしたほうが良いと考えている。



目安資金表は、ループイフダンの最大ポジション数を決めるためだけのものではない。

口座資産として、最低限いくら必要かを見つけるためのものでもある。
「有効証拠金」は、走らせているループイフダンの目安資金の合計を超えるようにしておく必要がある。
後述の複数のループイフダンを走らせる際の注意で詳細。



複数のループイフダンを走らせる場合、新規注文可能額から必要目安資金額の合計を引いて考えること!


目安資金表から必要な目安資金額を確認し、新規注文可能額が十分であることを確認した上で新規注文を確定する。注文が確定すると、新規注文可能額は減額される。
しかし、この減額幅は(注文中証拠金 + 取引証拠金)の額でしか無い。ー 必要目安資金額を引いてくれるわけではない。

そのため、別のループイフダンを注文する際に、新規注文可能額をみて余剰があることを確認して注文すると、実際には必要目安資金を口座資産に持っていないことになる。

注文した後、新規注文可能額(=返済可能額)は、必要目安資金を保護してくれるわけではないことに注意


ループイフダンが利食い追従をし始めたら、必要目安資金を増やすこと!


レートの想定が上がり(下がり)、追従を始めると、必要目安資金は増える。
現在AUD/JPYが80円で、変動幅下限を70円を想定したと仮定する。
この場合、変動幅は10円であり、目安資金表からB40の場合は223,600円必要であることがわかるため、口座に223,600円あれば良いことになる。


しかし、円安が進み、AUD/JPYが85円まで上がったとする。
(5円÷40銭=12.5なので、最低12回の決済ができた。イェイ!)

その場合、目安資金額を223,600円のままと考えていると、変動幅下限は75円までしかカバーできていないことになる。
変動幅下限を70円とするのであれば、目安資金額は変動幅15円としてみなければならず、必要資金額は418,000円となり、変動幅10円の時の倍近い金額となる。

実際には、必要目安資金はこの金額よりも少ない。
B40で10円幅のときは必要ポジション数が26であり、それに従って最大26ポジションでループイフダンを設定していると考えられる。
一方で、変動幅が15円のときは必要ポジション数が38に増えているため、差分の12ポジション分だけ余分に取引証拠金が必要になっている。
また、12ポジション少ない分、損失額合計も小さくなっている。


ループイフダンの用語間の関係

預り評価残高 = 口座資金 + 評価損益(通常はマイナス)
預り評価残高 = 注文中証拠金 + 取引証拠金 + 返還可能額
預り評価残高 = 有効証拠金
新規注文可能額 = 返還可能額
ロスカット値 = 取引証拠金
口座維持率 = (有効証拠金 ÷ 取引証拠金)✕100

(出金依頼額は0円と仮定)




ロスカットを防ぐには

ロスカットを防ぐには、「有効証拠金 > ロスカット値」でなければならない
ということは、、、「注文中証拠金 + 返還可能額 > 0」でなければならない

数学の授業(途中式)
有効証拠金 > ロスカット値
有効証拠金 ー ロスカット値 > 0
「預り評価残高 = 注文中証拠金 + 取引証拠金 + 返還可能額」であることから「取引証拠金 = 預り評価残高 - 注文中証拠金 ー 返還可能額」であり、また、「ロスカット値 = 取引証拠金」であるため、
ロスカット値 = 預り評価残高 - 注文中証拠金 ー 返還可能額
と表される。
また、「預り評価残高 = 有効証拠金」である。
それぞれを代入して、
有効証拠金 ー ロスカット値 > 0
(預り評価残高) ー (預り評価残高 - 注文中証拠金 ー 返還可能額)> 0
預り評価残高 ー 預り評価残高 + 注文中証拠金 + 返還可能額 > 0
注文中証拠金 + 返還可能額 > 0


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